見えないところも知りたいとのリクエストを頂いたので、今回は事務の話です。


お酒は都度「どんな素材を使用して・どのような方法で・どれだけの量を・どのパッケージで作って、それが適切な計算式で証明できているか(材料の容量や度数や糖度)」等を、税務署の酒税課に書類申請してから、実際に製造します。
製造書類を作ることがファーストステップになっています。
このように、いつも税務署のチェックや協力を得て、お世話になって製造しています。
これは安全に酒造に取り組むためにも必要なことです。

今回の「夏の予約販売会」では11種類の新作のお酒をリリースします😊

製造申請書には、「製造方法の工程図、材料と容量の計算表、アルコール度数やエキス分の算出準拠となる計算式」等を、具体的に製造書類に記します。何を作るか申請して、その工程通りに作ります。

取り組むタイミングは、新商品を作る時です。「産地の下調べ〜素材の仕入経路と時期〜テイスト・度数」の想定ができて、その商品が実際にお客様に受け入れてもらえそうだ、商品化しようと思えた時点で作成します。
申請書には製造企画が詰まっています。

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ラベルの表示届書の方が枚数は多く、法律に準拠しているかどうかのチェック式の書式を出力して、

さらに規定に沿ったラベル画像を出力して、押印した表示届出書を表紙に付けて、申請します。

製造と並走して、ブランドの顔が決まったときの大事な申請になります。名前やデザインが付けられます。

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製造申請を先に行って、ラベルの表示届は後から提出することも可能です。製造が先行して、現在進行形でデザインするときはそうなります。初期はほとんどそうでした(ラベルを考えるよりも製造を始めてペースをつかみたい時期でした)。
今は全体が決まった時点でまとめて申請することが多いです(先方も時差なく把握しやすいです)。

書類が準備できたらあとは投函するだけです。直接税務署に持っていくこともあります。


どんなものをお客様に届けたいか、仕込みイメージがあっての始まりですが、
製造=書類仕事なことを意外に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
お酒の酒税は国税の管轄なので、お金の流れのようにアルコールの経路(発生)をはっきりさせることと、
薬のように人の体調に影響を与える飲料を扱うので、ラベル表記についても法律を遵守することが必要です。
そのため、事前にこれから何を行うかを書類
提出して、素材を取り扱うことになっています。

新作を作りたい!と思ったら、実現が保証されていなくても信じて準備して、できるまで申請していきます。
これは毎回臨むことで、都度初心を大切にします。
そして、いよいよ仕込むときは、待ちに待って臨みます